祖母が独居老人になってから、やはり認知症は進みました。
ゆくゆくは施設の入所を考えていましたが、独居開始時の祖母はまだ一人で買い物に出かけるような状態で要介護3には遠かったです。(費用が抑えられる特別養護老人ホームへの入所条件は要介護3以上です)
ここでは祖母が入所待ちがある特養にスムーズに入所するまでに、現役介護士の親戚が選んだ方法をまとめています。
- 認知症の家族の施設入所を考えている
- できれば特養を希望している
- まだ要介護3ではない
という方向けの記事です。同じような状況の方の何か参考になったり、うちもそうそう!と共感してもらえると嬉しいです。
Contents
結論:現役介護士は特養のデイサービスを申し込んだ
最終的に特養に入所を見据えて、まず現役介護士の親戚は、ここがいいなという特養のデイサービスを申し込みましたよ。
デイサービスは通いやん。となりますが、デイサービスから入ったのにも理由がありますよ。
そもそも動ける祖母には特養の入所条件の要介護3は、ハードルが高かったです。
自分で動けると要介護3はなかなかとれない
祖母はお風呂にこそ入りませんでしたが、一人で買い物に行く時点で要介護3は難しいと親戚が言ってました。
認知症の度合いでいっても、食べてはいけないものを食べたり暴力的になるということもまだなかったので祖母が最初にとれたのは要介護1だったかと。(動ける人は絶対要介護3がとれないというわけではなく、危険行動があったりすると自分で動ける場合でも介護度が高くなりますよ。)
なぜ要介護3と条件があるのかというと、特養は老健や介護療養型施設よりもさらにリーズナブルに入所できるからです。入居一時金などの初期費用も不要です。
いろいろとお金はかかるので無料というわけではないのですが、介護保険の適用で実費は少なくなりますよ。
お安く利用できるため、特養を利用したいという方が多いわけなんです。
そんなわけで人気の特養なのですが、誰でも入れてしまうと本当に介護が必要な人にサービスが届かないので、入所の条件が要介護3以上と決まっていますよ。
寝たきりの方と自分でトイレに行ける方では、介護の度合いが全然違いますよね。
祖母の場合、独居開始後すぐ施設へというわけではありませんでしたので、とりあえずデイサービスから始めましたよ。
デイサービスから始めた
祖母は施設嫌いで家で過ごしたいし、親戚も私も祖母宅から近いこともあり、要介護1で入れる施設へ入所ではなく、デイサービスで現状維持という形をとりました。
かといって施設なら全てお任せということでもありません。病院へ行く・入院したという場合には誰かが行かないといけないので、近くの方がいいかもしれませんね。
特養狙いだけど、しばらく在宅介護でサービスを利用というときには、サービスを選ぶポイントがありますよ。
デイサービスの選び方
入りたい特養のデイサービスを選びます。(もしくは訪問介護などですね。)
介護施設は病院から訪問介護、デイサービス、ショートステイ、特養と、系列店といいますか全ての施設やサービスを揃えているところが多いです。(もちろん単体もありますよ。)
なぜ特養でデイサービスを選ぶか、もうおわかりですね。デイサービスを利用していて要介護度が上がった場合に、そこの特養に入所しやすいわけです。
特養は要介護3以上が条件ですが、人気のため入所待ちが多いです。(地域や施設にもよりますが)
現役介護士いわく、同じ地域で待ちが長い施設があるのに、いつでも空きがある施設はちょっと懸念材料があるとみていいそうです。
とは言っても懸念材料もそれも人それぞれですから、気にならず楽しんでいる方もいれば嫌だよという方もいるそうですよ。いつも空いてるからちょっと怪しい…という場合も、見学に行って中の用を見てみるとイメージが変わるかもしれません。
特養がいいのに要介護3とれないときのまとめ
特養に入所したいけど、要介護3がとれないというときは、まず最終入りたい特養を選び、その特養の系列のデイサービスや訪問介護などのサービスを利用するというところから始めましょう。
待ちの長いところでも関連施設を利用している方が有利だそうです。
要介護度が上がるまでと思ったけど自宅では介護は無理かも…という場合は、特養以外の施設を探すか、ショートステイなどの利用を検討してみてくださいね。