突然独居老人となった祖母は、しばらく自分の家で過ごしてから施設へ入所しました。
祖母は戸建て一軒家(亡くなった息子名義)に住んでいたので、施設へ入ったら家はどうしたらいいのか?という問題が出てきます。
祖母のケースでは誰も住む予定はなかったので、売る一択でした。(こんなときは手続きが楽な賃貸がよかった…と感じました)
そのうち誰々が住むからしばらくそのままだったり、借家にするなど、それぞれのご家庭で事情は異なると思います。
住んでいる家をどうするかは、本人が元気だとちょっと話しにくいこともあるかもしれませんが、後のことを考えると絶対に考えておいた方がいいですよ。
家をどうするか、元気なうちに考えておいた方がいい理由
結論:家をどうするか早く考えておいた方がいい理由は、手続きがいろいろとややこしくなるからです。
本人が元気で生きているのと、死んでからでは必要な手続きや書類が変わってきます。
祖母は認知症があったので、死ぬまで独居できるかもしれないというのは全く想定しておらず。
環境が変わることもあって確実に認知症が進むだろうから、いずれ施設になるだろうとわたしと介護士の親戚とで話していました。
まだ家族が住んでいるし…と後回しにせず、施設へ入る前にいろいろ確認しておいた方がいいことがありますよ。
家の権利について
まず、家は誰が所有しているのかはっきりさせておきましょう。
祖母の家は叔父の名義で叔父は独身だったので、祖母が相続ということになり叔父→祖母に名義変更が必要でした。
簡単にできる携帯なんかの契約とは違って、家となると戸籍とかいろいろ絡んでくるんですよね。
経験されたことがある方はご存じかと思うのですが、住んでいたところの市役所を辿るやつめちゃくちゃめんどくさいですよね。
祖母の場合海外に住んでいたことがあり、祖母が亡くなってからだと市役所辿りが海外まで及ぶことに。
なんとしても生きている間に片付けたい。
また認知症が進むと本人であっても断られることがあります。相続の手続きで依頼した司法書士に断られました。
2人目の司法書士の方はOKを頂きお世話になりましたよ。
名義変更など本人が必要な手続きは元気なうちにやっておくのが一番です。
高くは売れませんでしたが、祖母の生きているうちに片付きました。
しばらく空き家で置いておく方もおられますが、固定資産税がかかるのと、庭木や雑草の手入れなどメンテナンスが必要な場合もあるので手間なども考えないとですね。